東宝スタジオ

東宝スタジオ本館
2007年6月
写真1

世田谷区にある東宝スタジオ(以降、撮影所)内のロケ地を紹介します。撮影所の方々のご協力の下、その敷地内でウルトラシリーズのロケ地を撮影できました。

この項では、本館と呼ばれる建物(写真1)を中心にロケ地を紹介します。撮影所内は許可がないと入れません。しかし最後に紹介する東宝サウンドスタジオ前は、特別な許可が無くても、通ることができます。

本館入口付近

本館入り口前 本館2階外階段
2007年6月
写真2
2007年6月
写真3

写真2は本館の入口(敷地内)前の様子です。かつてはここに噴水があったそうです。

ここは次の4つの場面で使用されています。

  1. ウルトラQ「バルンガ」20分0秒前後、一平が入院した病院(国立城西病院)から万条目が自転車で対策本部へ向かう場面
  2. 帰りマン「大怪鳥テロチルス 東京大空爆」7分54秒で三郎が立てこもった建物の前
  3. 帰りマン「この一撃に怒りをこめて」19分0秒で山田総合病院出入り口
  4. 帰りマン「宇宙から来た透明大怪獣」11分10秒前後、次郎が入院していた病院の手すり
  5. 快獣ブースカ「チャメゴン誕生」凸凹芸術社の入り口

Dについて補足します。写真3は建物入り口前から見上げた本館2階です。写真1にも写っている外階段を1階1から2階へ上り切った場所です。写真3の手すりや梁などが、映像と一致します。

本館1階

本館1階その1 本館1階その2
2007年6月
写真4
2007年6月
写真5
本館1階その3
2007年6月
写真6

写真4,5,6は、本館一階にある製作部です。写真4に向かって右奥の様子が写真5です。そして、そこからさらに右奥の様子が写真6です。

ここはウルトラQ「バルンガ」での、新聞社の編集部です。「バルンガ」9分5秒、万城目が江戸川百合子に会いに部屋へ入ってきたのが写真4の辺りです。その万城目が江戸川百合子に奈良丸博士のことを伝えたのが写真5の場所です。奈良丸博士のことを聞いた江戸川百合子がいたのは、写真5のロッカーの辺りです。同8分45秒、バルンガの記事について不満を述べるデスクがいたのも写真5の辺りです(劇中のカメラの向きは少し違う)。そして、そのデスクが部屋を出ていった先は、写真6奥方向です。

部屋の間仕切りなどが当時とは変わっていますが、柱、通風口、扉の位置などがウルトラQの映像と一致します。

本館屋上

本館屋上その1 本館屋上その2
2007年6月
写真7
2007年6月
写真8
本館屋上その3
2007年6月
写真9

写真7、8,9は本館の屋上です。

写真7の場所では、帰りマン「暗黒怪獣星を吐け!」冒頭、郷秀樹と丘隊員が皆既日食を観測していました。帰りマン「この一撃に怒りをこめて」9分56秒、紙芝居屋がいたのもここです。紙芝居屋がいたのは、写真に向かって左側にある室外機の辺りです。

写真8は、本館の外階段から屋上を見上げた風景です。このような画が、帰りマン「この一撃に怒りをこめて」13分30秒、ビルから次郎が怪獣レッドキラーを見ている場面に見られます。

帰りマン「悪魔と天使の間に・・・・」9分16秒、テルオが走っていたのもこの屋上(写真9)です。しかし、その前の場面の建物内部は、本館ではないようです。

その他、快獣ブースカ「チャメゴン誕生」凸凹芸術社の屋上、快獣ブースカ「銀河へ行こう」の屋上も、ここだと思われます。

追記(2007年8月16日):ウルトラマン「射つな!アラシ」20分13秒、ウルトラマンへの変身シーンも、この屋上のようです。

電力設備付近

変電設備脇 変電設備壁面
2007年6月
写真10
2007年6月
写真11

写真10は撮影所内の電力設備脇の道です。撮影所内を流れる仙川に架かる「一の橋」と呼ばれる橋の近くです。写真中央、人が歩いている辺りにその橋があります。電力設備は写真に向かって右側にありますが、草木に隠れて見えません。その草木の裏側が写真11です。

帰りマン「タッコング大逆襲」19分40秒、タッコングが暴れる工場内を郷秀樹が走っていたのがここです。映像では、画面に向かって右側に、ケーブルが何本も架かっています。写真11に見られるのはその名残でしょうか。またその場面の映像をよく見ると、画面中央に橋のようなものが見えます。

その他

第8スタジオ扉 東宝サウンドスタジオ
2007年6月
写真12
2007年6月
写真13

写真12はスタジオの扉です。大きな扉ですが、下の方に人が出入りできるくらいの小さな扉もついてます。同じような扉が、帰りマン「ウルトラ特攻大作戦」20分45秒に見られます。このような撮影所内の扉だと思われます。

写真13は、東宝サウンドスタジオと呼ばれる建物です。ウルトラQ「バルンガ」19分54秒、一平が入院した病院(国立城西病院)から万条目が自転車で対策本部へ向かう場面はここです。入り口の様子が変わっていますが、その他の窓や梁が映像と同じです。

東宝サウンドスタジオ前は、撮影所外から東宝日曜大工センターへの通路になっています。この項で紹介した他のロケ地と違って、ここは特別な許可がなくても通れます。

謝辞:情報を提供してくださった方、見学の機会をくださった方、そして快く今回の撮影にご協力くださった撮影所の方々に感謝いたします。